掃除の知恵

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老猫様の馬尾症候群と腎不全の状態に関して
 金木犀が開花を迎えている。


 午前中に出社したものの予定していた作業が流れたため、そのまま退散せずに我家の老猫様(まだ11歳だが)の腎不全関連の事柄を調べてから帰宅し、午後、A動物病院へ行く。

 先週の金曜日に臨床診断と血液検査の結果から、血漿クレアチニンに基づく病期分類は第?期に当たり、初期の腎機能不全(残存腎機能25%)であろうと診断され、加えて厄介な事に我が老猫様は馬尾症候群の疑いが強いという事で、今後の治療方針は臨床経過を見つつ慎重に進めていくということになっていた。
 その日は対症治療として病院で皮下輸液をし、それから一週間は療法食と共に馬尾症候群に因る痛みを抑える漢方薬(緑イ貝)を服用させて様子を見るということであった。

犬や猫の病気大百科より
http://pepara.com/

馬尾症候群

 尾側腰髄の神経根は、それぞれ脊髄を出た後、神経孔において脊椎外に出るまで脊柱管の中を並んで通ります。これらの神経根のことを総称して馬尾神経と呼びます。馬尾症候群は腰仙椎関節付近における脊髄、神経根、馬尾の圧迫によって起こる様々な神経症状を伴う症候群で、近年の診断法の発達につれ報告される症例数が増加しています。この症候群は先天性あるいは後天性に起こります。後天性の腰仙椎脊髄管狭窄の要因として、ハンセン2型椎間板疾患、内側弓状靭帯過形成、椎弓あるいは関節突起の肥厚そして腰仙椎関節の不安定などがあげられます。一般的には大型犬に多くみられる症候群で、雄により多くみられます。またジャーマンシェパードにおける移行脊椎症と腰仙椎狭窄との関連性が報告されています。臨床症状は様々で、時には神経疾患以外の疾患と臨床症状が類似する事も多く、特に股関節形成不全との鑑別は難しいことがあります。

■臨床症状
 馬尾症候群に起因する間欠性の軽度な腰部痛、後肢痛は運動後にその症状が悪化する傾向があります。このような軽度の症例では尾の触診、腰仙椎関節圧迫、脊椎前彎試験(Lordosistest)により腰仙椎部の疼痛を誘発できることがあります。後腰部の疼痛、後肢の跛行、虚弱、筋萎縮が馬尾症候群の主な臨床症状です。様々な整形外科疾患、特に股関節形成不全との鑑別は難しく、注意深い身体検査が必要です。固有受容感覚反応は多くの場合に低下しています。錯感覚による自己断節の初期症状では皮膚科の症例として来院することがあります。尿失禁、排便失調、尾麻痺などの症状も多くみられます。

■診断
 レントゲン撮影、脊髄造影における腰仙椎関節牽引時と背側屈曲時の写真、腰仙椎椎間板造影、硬膜外造影、CTスキャン、MRIなどを使って確定診断します。

■内科的療法 
 比較的症状が軽く疼痛、軽度の跛行を主訴とする症例では運動制限や抗炎症剤の投与により一時的に臨床症状の緩和が見られます。

■外科的療法
 内科的療法に反応がない場合、疼痛が激しい場合、そして神経障害が見られる症例に対しては早期の外科的療法が適応となります。L7−S1の背側椎弓切除術と圧迫組織の切除が減圧療法として行われます。神経孔狭窄における神経根の圧迫がある症例では神経孔拡大術、部分的関節突起切除術が適応となります。また重度の腰仙椎関節不安定がある症例では椎体を癒合し安定させる必要がありますが、この手術にはインプラントの破損、感染、関節突起骨折などのリスクを伴うため症例の選択には十分な注意が必要です。

■予後
 馬尾症候群の予後はその原因、重症度、そして傷害を受けている期間によって決まります。退行性の腰仙椎関節狭窄による疼痛を主訴とする症例の多くは外科的療法により症状の改善がみられます。ある報告では疼痛を主訴とする症例の72%で外科治療による症状の改善がみられています。慢性の疼痛に加え、神経障害を持つ症例では手術後の神経症状の改善に時間がかかることが多く、完全な改善が見られないこともよくあります。尿失禁、排便不全を持つ症例では一般的にその予後はよくありません。馬尾症候群は進行性の疾患であるため早期の診断と適切な治療が望まれます。


 獣医師によれば、馬尾症候群と腎不全の併発は治療が困難になる可能性が高いという。前者に因る炎症を抑えるには上記サイトの内科的療法の項目にあるように抗炎症剤の投与、つまりステロイドの投与が有効であるようなのだが、後者の症例を発症している個体にステロイドはその副作用ゆえに使用できないという。腎臓に悪影響なステロイドの副作用が如何なるものかその場で聞き忘れてしまったのだが、以下のサイトに簡潔に三つ挙げられていた。

http://www14.atwiki.jp/jinzonuko/

腎臓に悪影響なステロイドの副作用

・血行不良(腎臓に負担)
・利尿作用(脱水)
・免疫抑制(造血ホルモンを抑え貧血の危険)


 確かにこれはまずい。更に馬尾症候群は膀胱に関わる神経系を圧迫して腎機能を阻害する要因ともなり得るということで、腎不全の個体には大きな負担となると言っていた。
 個人的には、ステロイドの投与はリーラの闘病末期の記憶から消極的になっているから、もし投与し得ると判断されていても断ったかもしれない。

 しかし老猫様の今の状態は、素人目には先週より調子を取り戻しており、体重は先週の金曜日の6.00kgから6.13kgへと回復、動作も通常の状態へと戻りつつある。しかも今日の、病院へ連れて行こうと私がキャリーバックを抱えている姿を目撃した老猫様のとても11歳とは思えぬ疾風の如き逃げ足を見る限りでは、通院する必要はないかとすら思えたほどである。

 今日、A動物病院では、血圧の測定と馬尾症候群の検診、それと自宅輸液の為の指導の三点をしてもらった。因みに血圧の測定で1900円である。医療行為の目的や効果、価格などはなるたけ訊くようにしているが、まさか血圧測定でこの値段とは驚いた。また医師による輸液の注射技術料で1575円掛かるので、自宅輸液の方が負担する費用や通院による猫のストレスを勘案するに有利であることは間違いない。

 老猫様の血圧は平均値であり、毛づやや目の状態、便の頻度やその状態、また体重も増加しているということ、そして先週の血液検査では腎臓以外に異常値は認められないということであったので、喫緊に対症すべき症状はないということで、引き続き痛みを抑える漢方薬の処方と療法食の継続、そして3〜4日おきの自宅輸液をするということで終了。次の来院は何もなければ2週間後でよいという。

 私が調べてきたサプリや薬に関する事柄に関しては、今後の治療方針も含めてメールでやり取りすることになっている。


現在暫定的に選択した老猫様の食事と輸液の道具と緑イ貝の漢方。真空保存容器内にはヒルズの腎臓ケアスペシャルが入っている。


 老猫様は食事に敏感で、普段でも食事には悩んでいたのだが、療法食はさらに気に入らないようで、ほとんど食してくれないから大変である。療法食などによる食事管理は必須である事は承知しているが、栄養不足で弱っていってしまっては元も子もないので、通常の食事に療法食を混ぜるという形態で食事管理をしている。手当たり次第にいろいろと購入しているから、自宅には猫様の食事で溢れている。

 この老猫様の食事でもう一つ厄介な事は、どういう意図があるのか知らないが、食器に御飯を入れてもなかなか食さないのに、掌に置いて差し上げるとよく食すという妙な習性がある。若い頃はこうではなかったのだが、ルナを迎えた辺りからこういう習性を見せている。
 これはドライフードならまだいいのだが、ウェットフードだと手が…少し大変である。しかも、この老猫様は一度に多くの量を口に含むと、大きく首を振って右へ左へ撒き散らしながら嚥下をするという独特の流儀があり…大変である。

 S・J・Pのウェットはいつも24缶をまとめて購入している。補助栄養食だが、ルナもラビも好きな食事であり、老猫様もこれを混ぜるとよく食してくれる。




 余談で、昨日自転車を漕いでいる夢を見た。はじめはなかなかスピードに乗れず、先日の台風でチェーンが錆びてしまったからペダルが重いのだとぼやいていると、俄かに追い風が吹き始めて、ぐんぐんと速度を上げた自転車は少し宙に浮いたまま疾走し…そのまま目覚めた。

 これは今日、会社からの帰りに自転車を漕いでいて思い出した。朝の出社時には風は吹いていなかったし、いま私の自転車は雨でチェーンが錆びて快走できない状態なので、あの疾走の感覚を味わったのはは何時の事だったろうかと考えていたところ、不意にそれが夢であったことを思い出した。

10月10日


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